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中村俊輔が明かす 「家族の基地」としてのすまい哲学… 欧州転戦から注文住宅まで、サッカー人生を支えた空間づくり

Number × すまいとくらし 三井でみつけて オリジナルインタビュー 後編

中村俊輔が明かす「家族の基地」としての すまい哲学…

欧州転戦から注文住宅まで、サッカー人生を支えた空間づくり

04家族ファーストの観点から考えた
まちなかへの引っ越し

インタビュー中の中村俊輔

グラスゴーで引っ越したのは一度だけ。まちなかにあるマンションに移ったのも、家族ファーストの観点からだ。2008年には二男が生まれた。

「一軒家は環境、住み心地ともに良かった。でも、自分がサッカーで家にいないときに、妻は子供のことをひとりで全部やらなくてはいけない。妻のことを考えると、引っ越した家は幼稚園が近くて、デパートやスーパーもあり、買い物もしやすくて良かった。加えて良かったのは、時計台や古い建物があって、ヨーロッパらしいまちなみが凄くきれいなところ。閑静な環境での一軒家も、まちなかのマンションも両方経験できたのは良かった」

30代をむかえ、当たりの激しい欧州サッカーにおいてケアの大切さも痛感していた。日本人の専属トレーナーと個人契約し、自宅にはケア用のベッドを置くスペースをつくった。

「チームではオイルを使ったマッサージをやってくれる。でも自分は日本でずっと指圧に慣れているから筋肉もそれを求めているところもあるし、確実に疲労も取れる。専属トレーナーには食事の後、マッサージベッドでほぐしてもらうのが日課だった。おかげでコンディションをきちんと整えることができた」

05スペインでの孤独と
日本での新たなすまい

インタビュー中の中村俊輔

セルティックでのプレーが評価され、2009~10年シーズンは憧れたスペインの地へと渡り、バルセロナに拠点を置くエスパニョールでプレーすることになる。しかしスタメンから外れ、出場機会も限られてしまう。サッカー選手も多く住むエリアにプール、庭つきの住宅を構えたものの、サッカーがうまくいっていないと家に戻っても気分が晴れないことが少なくなかったという。

「家族が日本に戻っていて、サッカーで自分の調子が上がっていないときに広い家に帰ると、孤独感が強かった。家の壁も茶色っぽくて全体的に落ち着いていたので、余計に暗くなってしまうというか。家は(色的にも)明るいほうがいいんだなって、そのとき思ったことを覚えている。でもとてもいい家だったから、エスパニョールでしっかりプレーできていたらまた印象も違っていたと思う」

2010年しょかには南アフリカでの国際大会を控えており、出場機会を求めて2010ねん春、古巣の横浜Fマリノスに復帰。7年半ぶりの日本では、クラブハウスが見えるみなとみらい地区にある高層マンションを選んだ。

「一度、高層マンションに住みたいと思っていた。ベイブリッジや観覧車が見えて、夜景がとてもきれいで爽快感があった。練習が終わってから夕方にようちえんじだった長男と一緒にボールを蹴ったりして、サッカーと生活が身近にあったことも良かった」

06家族のための注文住宅―
動線と空間へのこだわり

同年にはさんなんも誕生し、家族が増えたこともあって同じ地区で引っ越しを繰り返す。「一度住んでみたかった」メゾネットタイプのマンションも生活しやすかったという。そして長男が小学生に上がるタイミングで、学校へのアクセス、環境、風景……すべてを考慮したうえで横浜市内に注文住宅の一軒家を構えることになる。

こだわったのが地下につくった子供たちが遊べる大きなスペース。好きなように体を動かせてサッカーもできるようにした。卓球台も置いてある。内装は明るく白で統一。高さのある空間という自分のこだわりも取り入れた。建築やインテリアの雑誌を見るのが好きで、家づくりの参考にした。

「洗濯物を干すための動線や、かわかしてからタンスに収納するまでの動線も考えた。景色が良くて、晴れた日は富士山も見える。天井と同じくらいの高さの窓にすることで開放感も大切にした。そうしたら家族みんなで楽しめるから。あとは屋上。普段は行かない場所だからこそ大事にしたかった。眺めがいいので、みんなの気分転換にもなる。気楽に屋上に行ってもいいようにしておきたかった」

それは家族への愛、家族への配慮がつまったなかむらけの基地。屋上はバーベキューができるようにもしている。自分の部屋は必要なく、家族からパワーをもらいながらサッカーに出向いていく。

07実家で過ごしたような、
お互いが感じられる間取り

中村は2013年シーズンにJリーグ史上初めてとなる2度目のMVPを獲得する。その後、ジュビロ磐田、横浜FCと所属を変え、44歳までプレーした。2011年に長女、2017年によんなんが生まれ、子供たちもスクスクと育った。

4人兄弟の中村は実家で簡易的に仕切っただけの子供部屋で育った。お互いに何をしているかが分かるほうが良いと実感したことを活かして、自身の5人の子供たちにも個別の部屋は設けていない。

「携帯電話と部屋を与えてしまったら、部屋から出てこなくなって(家族に)距離が生まれる。リビングに集まらなくなるとコミュニケーションも減ってしまう。ある程度オープンになっているほうがコミュニケーションは生まれるし、お互いに気を遣いながら生活することも大切。家族がどんなことをしているか、元気があるのかないのかを共有することはとても大事だと思う。勉強で集中したいとなったら、半個室のようなスペースもある。そこは生活していくなかでいろいろ変えていければいいと思う」

取材中の中村俊輔

元々、後々のリフォームを考えての設計であり、子供が大きくなるにつれてすでにリフォームを重ねているという。キッチンとリビングのあいだにあった段差をなくして平らにし、大きく取っていたふろばのスペースを「使ってみると思いのほか寒かった」ことで逆に縮小した。子供一人ずつ簡易的にスペースを区切ることも家族で検討しているという。

中村俊輔にとって「理想のすまい」とは何か? 将来どんな家に住んでみたいか?

「何より家族にとって快適な場所にしたいという思いはずっとある。居心地のいい、みんなで共有できる空間があってこそ、充実した生活が送れると思うから。

生活していきながら状況に合わせて、家のなかをリフォームしていくのもいい。これからもどんどんそうしていくと思う。 将来的に妻は〝平屋の家もいいよね〟と言っている。中庭が見えるような家というのもいい。自分はクラブハウスみたいな家もいいかなと思うこともある。フットサルコートやジムがあって、みんなでバーベキューできるスペースも……絶対に通らない案だけど(わらい)。でもそうやってどんな家に住みたいか思い描くだけでも楽しくなる」

家は家族の絆を強く結びつけるツール。中村俊輔はこれからどんな「基地」を築いていくのだろうか――。

撮影地:
ファインコート青葉台シンフォニーヒルズ

ファインコート青葉台シンフォニーヒルズは横浜市青葉区に立地する三井不動産レジデンシャルの新築分譲一戸建てです。※現在販売中、詳細は下記リンクよりご確認ください。https://www.31sumai.com/mfr/F2341/

text byToshio Ninomiya

photograph byWataru Sato

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